さつまいもと血糖値の意外な関係とは?どんな効果があるの?

 

よく「さつまいもは血糖値が上がりにくい食品である」と聞きますが、そもそも血糖値とは何なのかと疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

 

血糖値とは、血液中のブドウ糖濃度のことです。

ブドウ糖は、ごはんやパンなどの穀類や果物、はちみつなどに多く含まれており、糖質のなかで最も消化・吸収が早いことで知られています。

すぐに血液中へと送られ全身の細胞内に届けられエネルギー源として使用することができるとても優秀な栄養素でもあります。

しかし、糖質は摂り過ぎてしまうと血液中の糖質濃度が高くなる「高血糖」の状態となり、この状態が長く続いてしまうと、肥満や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす原因となります。

 

血糖値が原因で起こる肥満や糖尿病などの生活習慣病を予防するためには、血糖値の上昇を緩やかにする効果や糖質の分解をサポートする効果を持つ栄養素を同時に摂取することが望ましいのですが、もう1つ「低GI値食品を摂取する」こともポイントとなります。

 

低GI値食品とは?

 

低GI値食品の「GI」とは、「グリセミック・インデックス」のことであり、食品を食べてからどのくらいの速度で血糖値が上がるのかを数値化したものです。

GI値はブドウ糖を100とした場合を基準とした血糖値上昇率ですので、GI値60以下の食品を摂取することで食後の血糖値の上昇がゆるやかであると言えます。

 

では、さつまいものGI値はどのくらいなのでしょうか。

さつまいものGI値は55ですので、GI値60以下の低GI値食品となります。

私たちが普段主食として食べている白米のGI値は81、食パンは91ですので、さつまいもを主食とすることで食後の血糖値の上昇を緩やかにすることができます。

さらに、さつまいもは腹持ちが良く、栄養価が高い食べ物ですので、ダイエット効果が期待できると注目を集めています。

 

ただ、さつまいものGI値について注意しなければならないことがあります。

それは「さつまいものGI値は調理方法によって変化する」ということです。

 


さつまいもは高GI値食品

さつまいものGI値は55とご説明させて頂きましたが、この数値はさつまいもを「」で計測した数値であり、さつまいもの調理方法によっては100近い数値になってしまうことが明らかにされています。

 

先ほどもご説明させて頂いたとおり、GI値とは特定の食品を摂取した際、棟へと変化して血糖値がどのくらいの速度で上昇するのかを表す指数ですが、GI値指数は研究者によってばらつきがあり、調理方法によっても変動するという報告が上がっています。

さつまいもの場合、

・30分間茹でる⇒46±5

・油で揚げる⇒76±7

炭火焼にする⇒82±5

・45分間じっくり焼く⇒94±8

このように調理方法によって、大幅にGI値が変動するため血糖値が気になっている方はさつまいもの調理方法には注意を払う必要があります。

 

さつまいものGI値が大きく変動してしまう理由として、

・じっくり加熱されることでデンプンが麦芽糖へと変化してしまう

・血糖値の上昇を抑える効果を持つクロロゲン酸が熱に弱い性質である

この2点が原因ではないかと考えられています。


 

よく「さつまいもは血糖値が上がりにくい食品である」と言いますが、さつまいもの調理方法によっては血糖値が上がりやすくなってしまうことも明らかにされておりますので、一概にさつまいもは血糖値が上がりにくい食品であると決めつけるのはよくありません。

もし、血糖値の上昇が気になるのであれば、GI値の変動がほとんどない「ふかし芋」にして食べるのが良いでしょう。

 

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